唐津焼とは其の七 唐津焼の種類と特色

・奥高麗 唐津の茶碗のなかでも古作の無地茶碗をいい、高麗茶碗に近似しているところからの名称と思われます。そのほとんどは口部の開いた椀形で、いったいに大振りです。土・釉膚ともに柔らかく焼き上がっています。現在では焼造窯が明 […]

唐津焼とは其の六 唐津と美濃の関係

 唐津と美濃の関係について。すなわち美濃の諸窯と肥前の唐津諸窯は、東と西に位置して、桃山時代に大いに活躍した窯場でした。いずれも、当時、他の窯では行われていなかった施釉陶を焼きました。美濃の窯は鎌倉時代以来の古瀬戸の延長 […]

唐津焼とは其の五 都会の需要

 唐津焼は、美濃と違って、雑器を主体に焼造されたと推測されていますが、その雑器とは何でしょうか。文禄・慶長役後の唐津焼は都会の需要にこたえるべく量産されていったと考えられますが、そのなかには純然とした茶道具もあれば一般的 […]

唐津焼とは其の四 桃山後期から江戸前期にかけて

 桃山後期から江戸前期にかけての唐津焼の発展は美濃陶芸と同じく侘茶の盛行にともなって刺激された国産陶芸に対する需要の高まりが、その量産に拍車をかけた結果によると思われます。その機運をもたらしたのが文禄・慶長役で、文禄元年 […]

唐津焼とは其の参 唐津諸窯から

 唐津諸窯から出土した陶片を見ると岸岳の飯洞甕や帆柱窯、またはその系統の作品が最も古格を示しており、いったいに作振りも素朴です。ところが、文禄・慶長役を境に朝鮮から多くの陶工が渡来し、在来の陶工達とともに各地に窯を築いて […]

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鶴田 純久TSURUTA YOSHIHISA
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