南蛮芋頭水指 なんばんいもがしらみずさし

南蛮芋頭水指 なんばんいもがしらみずさし
鶴田 純久
鶴田 純久
南蛮芋頭水指 なんばんいもがしらみずさし
南蛮芋頭水指 なんばんいもがしらみずさし

共蓋。
南蛮は産地。
茶人のいう南蛮とは、インドシナ・東インド・南洋諸島・フィリピン・華南地方を含む概称で、産地によりその作振りに相違はありますが、大体粗相な焼締め造りの民具です。
天文以来の茶人はその素朴な味わいを喜び、早くから水指としてとり上げ、古書にも 「芋頭、土物也、当世の数寄者愛名之」と記録され、後世各種の芋頭水指はこの南蛮ものを原型としています。
砂気まじりの土、高台べた底、焼き景色あり、〆切蓋を含めて全体の形が静寂そのものです。
【付属物】箱―桐白木、書付松平不昧筆
【伝来】松平不昧
【寸法】高さ:21.2 口径:13.9~14.2 胴径:13.9~15.0 底径:8.2 重さ:1040

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