シュレイとは、平たい板状で作り表面上に凹凸が出来るように格子紋などの刻みを入れます。
トキヤーとは、木の丸太をつかみやすいように彫刻し、表面の年輪を浮き出させるよう刻みを入れます。器物の内側に付いた木の年輪の跡が規則正しく並び「青海波状紋」と呼ばれています。
器物を造る際、外側にシュレイ、内側にトキヤーを両手で持って土を挟み込むように叩きます。
器物に凹凸をつけることにより表面に施す釉薬の塩基成分がより広く作用し焼き絞まるようになります。
水の浸透実験
土がどのように焼締まっているか(土の成分のガラス化)を目に見える実験をしてみました。10分程度の動画ですが、10分たっても水玉はなくなりませんでした。土の中に水は浸透せず、土自体がガラス化して焼締まっているということです