黒唐津 半筒 ぐい呑 鶴田純久作_ytgg009

見出し:夜の砂漠 心地よい砂のぬくもり 鶴田 純久の章
作品名:黒唐津 半筒 ぐい呑 鶴田純久作
品番:ytgg009
付属:桐の木箱
◇寸法 長径:約7.3センチ × 高さ:約5.5センチ 重さ:約134グラム

作品名:黒唐津 半筒 ぐい呑 鶴田純久作
◇このぐい呑は、やや大きめの半筒のぐい呑で、上薬は少し艶が落ちたやや緑がかった黒釉で釉の濃淡と胎土の砂気とで景色が出ています。手練成形で作られ口縁も波打って楽茶碗風に作られています。
◇砂気の多い土で作られ透明性がない黒釉の上からでも砂気感じ取られ胴の一部に砂気が多いためひび割れが生じたり、特に高台脇などは土の動きがよく見て取れます。畳付には貝高台で焼かれた跡が残っています。
◇ひび割れは上薬で塞がっていますので水漏れは生じません。また砂気のざらつきはさほど見た目よりひどくなく心地よい刺激ぐらいの手触りです。

◇このような仕込みになります。

仕込み・木箱

木箱紐掛け

黒唐津(くろからつ)とは貝高台(かいこうだい)とは土味(つちあじ)とは
◇黒唐津(くろからつ)とは、他の分類に属さない暗くて黒っぽい釉膚の唐津をこう呼んでいます。
木灰と鉄の含有量が多い岩石とを混ぜ合わせた釉薬をかけ焼成したもので、鉄分の含有量の量や、原料の成分により、黒、飴、柿色などに変化します。
装飾的には拘らない甕や壺などの民具に多く使われているようです。単色の上薬ですが窯変などの変化したものが良しとされています。
◇貝高台(かいこうだい)とは、単体では高温で溶けることのない石灰石、その成分で出来た貝を器とハマや窯床との間に敷き宙に浮いた状態でお互いの焼き付きをなくす役割をします。焼成後は湿気で粉状になり簡単につぶすことが可能ですので後処理が簡単であることが、昔から窯道具としてよく使われていた所以でしょう。
単体で溶けない石灰石ですが貝殻の塩基成分とかみ合って土と溶け合い貝殻の跡がくっきりと残ります。
その溶けて残った跡を装飾の意味で貝高台と称しています。
◇唐津の土味、良質の唐津の土で成形し焼成していますので、多少の凹凸や自然土の歪みがあります。土味は砂気の多いので高台周りや上薬の上からでもその味わいが分かります。
唐津焼は器物の底の部分高台周辺には上薬をかけませんので、土味がよく解ります。
土の動きによる縮緬皺や土が焼けた緋色などが見所となります。
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