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鶴田 純久の章 お話
信楽蹲花入
信楽蹲花入

高さ11.6cm 口径6.2cm 胴径10.5cm 底径9.1cm
 肩が衝き、低いロをまるくした寸胴形の器で、全面に灰釉が降りかかり。青く、褐色にあるいは黒く窯変して、まことに景色の鮮やかなものであります。茶入としては大振りであることから、背面に紋をつけて鱒花入としたものと思われる。あるいは挽溜用の小壺として作られたのであろうか。側面に「慶長十七年」の彫銘があり、資料的価値の高いものであります。

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