鶴田 純久
鶴田 純久
不悪 ふあく
不悪 ふあく

備前耳付水指。
共蓋。
ねっとりとした田土で、下がり耳、首部を締め腰を張り、無造作な箆文様をみせ、さらに締めてから、強くしっかりした円座部分に至ります。
その姿の生けころしの呼吸が巧妙。
無釉ながら景色に変化があり、備前だけにみられる落ち着きをみせます。
この姿・形は、古田織部の伊賀や美濃・瀬戸などと共通し、あるいは織部の好みを受け備前茶入「わび助」をつくった新兵衛に関連があるとも考えられます。
家原自仙は、茶に不通の人に出すこと無念なりと、これを鍾愛しました。
【付属物】箱一桐白木、書付家原自仙筆
【寸法】 高さ:20.0 口径:14.0~14.5 胴径:18.0 底径:18.8 重さ:2890 蓋:150

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