古曾部焼 こそべやき

摂津国島上郡古曾部村(大阪府高槻市古曾部町)の陶器。 1790年(寛政二)頃五十嵐新平が京風の窯を築いたのが起こりで、「古曾部」の印を用いました。 文政年中(1818-30)没、八十歳。 二代新平は高取・唐津・高麗・南蛮 […]

呉須赤絵 ごすあかえ

赤絵呉須ともいいます。 染付地または白磁素地に赤緑を主調とした放胆な文様を付けたものです。 製作年代は明末から清初と推定され、中国南部の所産であります。 その窯については確説がないが、福建省潭州近傍の石礪の所産であるとす […]

呉須・呉州 ごす

コバルト化合物を含む鉱物の名。 沙のように黒くて青緑を帯びています。 これを極細末にして水に溶かし、文様を磁器に描き、上に釉を掛けて焼けば藍色となります。 それゆえ青絵釉ともいいます。 器上に藍文を付したものを青絵・染付 […]

腰蓑 こしみの

中興名物。高取焼茶入。 遠州好みの高取茶入のうち、鮫線形は特に珍しい。 唐物とはちがい、精作なる中にも稚味があるようで、釉立ちはことに寂びています。 この妙作の長所は、腰蓑を添だ景色にあります。

塞 こしじ

中興名物。藤四郎春慶茶入、塞手本歌。 越路ともいいます。 加賀侯がこれを所持していた時、小堀遠州が北国の意を表わして命名したといいます。 口造りの捻り返しがやや深く、甑下が張り、肩面は狭く、胴はむっくりと膨らみ裾に至って […]

古信楽 こしがらき

近江国(滋賀県)甲賀郡信楽の古陶。 この地の陶業は天平(729-49)頃すでにありました。 弘仁時代(810-24)よりようやく現われ、半農半陶、農家の余業として種壷・種浸壷などを製しました。 世に鱒あるいは鬼桶水指とい […]

古薩摩 こさつま

一般に古薩摩というのは薩摩焼開窯初期の作品を指し、陶工は帰化朝鮮人星山仲次金海・芳珍・金和・金林・田原万助・同友助・朴平意・朴貞用や有村碗右衛門ら。 年代は江戸時代初期、藩主は島津義弘・家久・光久の三代。 窯は帖佐・加治 […]

五彩 ごさい

中国明朝において完成した上絵付。 焼き上げられた絵具は透明で素地が透けて見え、冷たく硬い感じを与えます。 よってまた硬彩の名があります。 五彩の絵具の由来は古く、唐三彩の鉛釉・ソ一ダ釉・半鉛釉のようなものがその起源をなす […]

古月軒 こげつけん

古月軒と称されるものは、中国清朝の窯器中最も珍稀なもので、最も高価なものであります。 同時代に模造されたものもまた高価であるといわれます。 それがいかなるものであるかについてはすこぶる異説があって鮮明を欠く。 1)古月軒 […]

黒陶 こくとう

上器焼成の時、窯の中を還元状態にしたうえ松葉などの油煙を出す燃料で煉べ、炭素を土器の表裏に付着・吸収させてできるのが黒陶であります。 さらに表面を箆で磨いて光沢を出したものもあります。 中国では竜山文化に伴う標式的な土器 […]