黒定窯 こくていよう

また墨定と称することがあります。 定窯の黒いものをいいます。 『格古要論』には「其色黒きこと漆の如し」とあるようで、『清秘蔵』には「甚だ珍とせず」とありますが、項墨林の『歴代名磁図譜』には「ただ一器をみたるのみ」とし、す […]

古九谷 こくたに

加賀国(石川県)の磁器。 わが国最初の磁器の一つで、柿右衛門・仁清と共にわが国彩画陶磁器の三源流の一つと称され、特に作風の男性的健勁豪まをもって著名であります。 その創起については寛永年間(1624-44)説、正保・慶安 […]

黒色土器 こくしょくどき

古墳時代後期(六世紀)から奈良・平安時代にかけての土師器のうち、表面を緻密にするため、炭素を吸着させて黒色にした土器。 後身の瓦器とは違って、窯を用いずに焼き上げています。 黒色化の具体的な方法に関しては想像の域を出ない […]

国司茄子 こくしなすび

大名物。漢作茄子茶入。 『津田宗及茶湯日記』の天正元年(1573)5月18日朝わかさや宗可の茶会に「床なすび此壷伊勢国の国司の也」とあるようで、『万宝全書』にも「国司茄子伊勢」とあります。 伊勢(三重県)の国司北畠氏の所 […]

黒磁 こくじ

白磁・青磁と同軌の言葉で黒い釉の掛かったやきものの意でありますが、主として近来とみに注目を集めている中国の隋・唐代のそれを指す。 隋代に白磁の深い碗がつくられたことは周知のことですが、それとまったく同形の黒釉の掛かったも […]

呉器・五器・御器 ごき

御器はもと禅寺の塗椀で、その形に似た高麗茶碗をも御器といい、普通呉器の字を当てる。 いずれも薄手で端正な茶碗であります。 総じて丈が高く見込が深く、高台もまた高く、かつ外に開いています。 これを分けていろいろの名称があり […]

小肩衝 こがたつき

大名物。唐物肩衝茶入。 口縁の捻り返しがやや深く、甑廻りに沈筋一線があります。 肩はきっかりと衝き、胴より腰にかけて次第に張り、裾より以下はふっくらと丸味を持って狭まる。 土は鼠色、糸切はこまかく起点に食い違いがあります […]