小倉 おぐら

伊賀耳付花入。重文。桃山時代の作。大正初期に伊賀「五人男」の一つに選出されたもので、当時の所蔵者である横浜の巨商小倉常吉の名をとって銘としたものです。正面が屏風を立てたような凹凸をなす珍しい形で、右半面は灰を被った青釉の

岩かど いわかど

伊賀耳付花入。「岩かど」の銘は荒木宗允によるもので、その箱書となっています。荒木宗允は幕末の美術商で浪花に住し、鴻池に出入りした人であります。花入は銘にふさわしく力強い作風で、肌合いも渓流に洗われる岩かどをそのまま連想す

伊賀耳付花入 いがみみつきはないれ

伊賀花入鑑賞の一つの見所は、その耳にあります。「伊賀に耳あるようで、信楽に耳なし」という諺がありますが、これは伊賀の代表作には耳があるようで、信楽の代表作には耳がないという意味で、年代的にも信楽の盛期と伊賀の盛期にはずれ

伊賀手付花入 いがてつきはないれ

中興名物。伊賀花入中唯一の手付であるようで、裾に向かってやや張る筒形の口に手が山形に渡され、胴には何条もの彫り箆が横にめぐらされて段をなしています。これは利休が好んた「瀬戸捻貫水指」(363頁下)とも結びつき、他の伊賀花

伊賀躊花入 いがうずくまるはないれ

鱒とは、入間がうずくまった姿に似るところからの称。小振りで瓢逸な形に、ビードロ釉が口もとから肩先に流れ、底のあたりで止まっていて、また焦げが肩のあたりから胴一面にできて、双方が調和して佗びた味をみせています。底面は小石ま

伊賀 iga 解説