説明
作品名:絵唐津 円相紋 半筒 沓形 茶碗 鶴田純久作
品番:ytoe111
絵唐津(えからつ)とは窯変(ようへん)とは目跡(めあと)とは
◇絵唐津(えからつ)とは、鉄絵のある唐津はすべて絵唐津と呼ばれます。唐津の窯で最も普遍的に上釉として用いられたのは、土灰釉か長石釉ですが、この釉下の地膚に絵を描けば絵唐津になります。
胎土の上に、草花文様や橋上人物図など瀟洒(しょうしゃ)な絵を鉄の絵の具で描き、その上に上釉を施したものです。
絵柄についても簡素な李朝風の絵柄から織部好みとされるデザイン性に富んだ絵柄まで幅広くあります。
胎土の上に、草花文様や橋上人物図など瀟洒(しょうしゃ)な絵を鉄の絵の具で描き、その上に上釉を施したものです。
絵柄についても簡素な李朝風の絵柄から織部好みとされるデザイン性に富んだ絵柄まで幅広くあります。
◇窯変(ようへん)とは、作者が意識せず窯の中で炎や灰がかかり、上薬や土膚が別の雰囲気に変化した物をいいます。
上薬や土の性質、窯の炊き方や窯の場所等で多種多様の要素で変化が起こり、焼き物の特に陶器の創作上や鑑賞の上で重要な部分を占めています。
上薬や土の性質、窯の炊き方や窯の場所等で多種多様の要素で変化が起こり、焼き物の特に陶器の創作上や鑑賞の上で重要な部分を占めています。
◇目跡(めあと)とは、器物と器物がくっつかないように中間に高温でも溶けないものを挟み込んで焼成し、窯から出した後挟み込んだものを処理した跡を言います。
現代には窯道具として棚板などがあり、より多くの器物が焼けるようになりましたが、古くはそれがなくより多くを焼くために「重ね焼き」という方法をとっていました。
茶碗や皿などを重ね焼くのですがその中間(高台と下の器の見込み)に土や石などを挟み焼いていました。
また、器物の高台と窯床が溶接しないように挟み込んでいます。
現代には窯道具として棚板などがあり、より多くの器物が焼けるようになりましたが、古くはそれがなくより多くを焼くために「重ね焼き」という方法をとっていました。
茶碗や皿などを重ね焼くのですがその中間(高台と下の器の見込み)に土や石などを挟み焼いていました。
また、器物の高台と窯床が溶接しないように挟み込んでいます。