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鶴田 純久の章 お話

楽焼の一派。
京の楽家代々の作品を本窯というのに対し、本家より分かれて別に一家をなし新たに窯を起こしたのを脇窯といいます。
なお各地方に楽焼専門の窯があるようで、これらは別に何焼と称せられます。
脇窯のうち最も有名なのは楽四代一入の弟一元の始めた玉水楽また玉水焼であって、四代を累ねた。
脇窯の妙手として有名な者には宗味(二代常慶の兄庄左衛門)・道楽(三代道入の弟)・長兵衛(一入時代)・久兵衛(一入および宗入の手代)・油屋太兵衛(未詳)・平兵衛(一元の手代)・半兵衛(玉水住)・吉右衛門(楽四代一入の養子)などがいます。
(『楽家陶彙』『楽代代之書』『茶器名形篇』『茶家酔古様』『楽焼』)

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