品目:備前唐津 半筒 ぐい呑
ytgy012
◇寸法 長径:約7センチ × 高さ:約6.4センチ 重さ:約112グラム
◇このぐい呑は、やや高めの半筒形のぐい呑で、唐津焼〆特有の薄く土灰釉を全体に施し焼き上げるという事で土は赤く火に焼け所々に色の変化が出て景色にしています。見込み内に貝殻の跡が残り色の変化も出てそれが一番の見所でしょう。
◇やや砂気の多い土は縮緬皺を誘い素朴な削りと相俟って唐津特有の高台になっています。
◆◆◆予備説明◆◆◆
◇備前唐津(びぜんからつ)とは、叩き締めた赤い土膚に灰釉を薄くかけて焼いたもので、一見焼〆のように見れますがその錆びた色あいと土の締まり具合、そして強い織部好みのひずんだ形が備前茶陶によく似ているため、近来この類を備前唐津と呼ぶようになりました。もとは朝鮮唐津といわれていたものですが、飴釉。藁灰釉のかけ分けの朝鮮唐津と区別するために備前唐津と呼ぶようになりました。
明治伊万里の物語: 世界を魅了した様式美
繊細華麗な陶磁器「明治伊万里」。数々の名器に宿る、陶工たちの果てなき熱意や、国家や世界が交わった物語を知ることで、より一層その魅力を堪能できる。海を渡り、自らの足で名器たちの歴史を目にした筆者が、明治伊万里の趣を余すこと