陶芸の道具
蹴り轆轤(ケリロクロ)
足で蹴って回す轆轤です。朝鮮半島より渡来した朝鮮陶工が持ち込んだ轆轤で九州・山口の窯場で使われています。それより西の方では手回し轆轤(中国系)が使われています。
現代は電動ロクロが主流ですが、私が行う叩き技法になると蹴轆轤でないと成形が出来ませんので重要になります。
叩きの水指や手練の茶碗、板起こしの茶入・徳利など作ります。
何が重要かというと、足で蹴ってぐるぐる回すと言うよりも回り始めの抵抗の少なさです。手練で土を伸ばすときにつまみながら回したり叩きながら回すというケリロクロならではの回転が必要となります。