ゼーゲルコーンは粘土や釉薬の成分である塩基成分・アルミナ・ケイ酸などを配合し三角錐の形に固めたもので、陶磁器などを焼成する温度を測定するために用いられます。ある温度に到達すると溶け出し頭をもたげて温度が解るように調合されています。温度だけであればパイロメーターで測定できるのですが、陶磁器の焼成は温度よりも熱量の方が重要であるために、精密な焼成条件を測定する場合は受けた熱量に対応して熔倒するゼーゲルコーンが用いられるのです。
片口の水切り
古唐津古窯跡地でほぼ共通しています。大きさや焼方は色々有るけれども片口の作り方は同じようです。水切りは抜群に機能しています。現在は装飾のため片口が造られていますが、元々用をなすために造られた片口で四百年前はそれが当たり