志野焼とは其の壱 生い立ち
「百草土」と呼ばれている土がざんぐりと焼き締まり、その上に柔らかい膚合いの白い釉が厚くかかり、多くは釉の下に閑雅な文様が、くったくのない筆行きで絵付され、釉がかりの薄い部分や、釉切れのところに、ほのぼのとした赤いこげ「 […]
茶碗手練作り
茶碗手練作り◇板起し(いたおこし)とは古唐津特有の技法で、そこ板の上に紐を詰めあげ後で水引成形したものをいいます。
唐津 片口茶碗 銘「離駒」
唐津片口茶碗の話が出ましたので、お話を。古唐津奥高麗茶碗に「離駒」という茶碗があります。大正名器鑑に、直した茶碗を馬に喩え、注ぎ口の孔を閉じて片口をそのまま残したものを離れ駒といい、片口を取ったものを繋ぎ駒というとある。 […]