鶴田 純久の章

叩き造りで使う道具

「蹴轆轤」
足で蹴って回す轆轤、叩き造りの場合少し独特で回り始めのスムーズさが重要で、土の紐状を輪積みにしたり叩きながら回したりで僅かな力で回り始める轆轤が使いやすい。
九州山口地方は蹴轆轤、それより東側は手回し轆轤が多いようです。
「叩き板」
「しゅれい」・「シレイ」・「外鏝」とも言う、底の部分を叩いて作るときや、外側を叩くとき等に使う。
土の紐状を重ねるときに出来る繋ぎ目などを無くすためには板の凹凸が重要になる。
素材は松の木が多いようだ。
「あて木」
「ときや」・「内鏝」とも言う。内側にあて木、外側に叩き板で叩くという使い方をする。
土の紐状を重ねるときに出来る繋ぎ目などを無くすためには年輪の凹凸が重要で「青海波状紋」の模様はこの凹凸で違ってくる。
素材は松の木が多いようだ。
「印刻捧」
縄文土器の網目紋様付け道具の転用、外側の土の表面の連続的な紋様を付けるために使う。
外側の面に装飾を付けたいときや滑らかにしたいときなど、棒を寝かせ手のひらで転がすように使います。
「くし」
串目紋様を入れるときに使う。
「ぬの」
表面の凹凸がひどい時に面を均す為や手の変わりとして土に当てるときにに使う。滑りやすくするため水に濡らして使う。叩き造りは殆ど水を使わないが口造りや底の部分を滑らかにするときに使います。
「ゆみ」
土の紐状を積み上げて行くのでどうしても高さが不具合になるので淵の高さを整えたるため土を切断するときに使う。木の枝に糸を張っているため「ゆみ」と言っています。
「とんぼ」
口造りのときに径を測ったり、蓋を作るときに大きさを測るときに使う。
「竹べら」
土を切ったり削ったり、紋様を書いたりに使う。
「径ばかり」
底板を作るときに径や長さなどを計り筋を付けるときに使う。
「こて」
最終段階で形を整えたりするとき内側に当てて押し出すように使う。