説明
作品名:備前唐津 角偏壺 足付 花入 鶴田純久作
品番:ytqy010
備前唐津(びぜんからつ)とは叩き技法(たたきぎほう)とは目跡(めあと)とは
◇備前唐津(びぜんからつ)とは、叩き締めた赤い土膚に灰釉を薄くかけて焼いたもので、一見焼〆のように見れますがその錆びた色あいと土の締まり具合、そして強い織部好みのひずんだ形が備前茶陶によく似ているため、近来この類を備前唐津と呼ぶようになりました。
もとは朝鮮唐津といわれていたものですが、飴釉・藁灰釉のかけ分けの朝鮮唐津と区別するために備前唐津と呼ぶようになりました。
もとは朝鮮唐津といわれていたものですが、飴釉・藁灰釉のかけ分けの朝鮮唐津と区別するために備前唐津と呼ぶようになりました。
◇叩き(たたき)とは古唐津特有の技法で、轆轤の天板上にまるい盤状の土板をのせて底板とし、この上に粘土の紐を輪にして、いくつもいくつも積み上げてゆきます。適当な高さに達したら、この円筒状の器壁を内コテと外板とで叩き締めて制作したものです。
すなわち内側に丸太を輪切りにした当て木をあてがい、その外面をラケット状の叩き板で叩き伸ばしてゆきます。轆轤を少しずつ回しながら、上下左右満遍なくリズムよく叩くのです。
すなわち内側に丸太を輪切りにした当て木をあてがい、その外面をラケット状の叩き板で叩き伸ばしてゆきます。轆轤を少しずつ回しながら、上下左右満遍なくリズムよく叩くのです。
◇目跡(めあと)とは、器物と器物がくっつかないように中間に高温でも溶けないものを挟み込んで焼成し、窯から出した後挟み込んだものを処理した跡を言います。
現代には窯道具として棚板などがあり、より多くの器物が焼けるようになりましたが、古くはそれがなくより多くを焼くために「重ね焼き」という方法をとっていました。
茶碗や皿などを重ね焼くのですがその中間(高台と下の器の見込み)に土や石などを挟み焼いていました。
また、器物の高台と窯床が溶接しないように挟み込んでいます。
現代には窯道具として棚板などがあり、より多くの器物が焼けるようになりましたが、古くはそれがなくより多くを焼くために「重ね焼き」という方法をとっていました。
茶碗や皿などを重ね焼くのですがその中間(高台と下の器の見込み)に土や石などを挟み焼いていました。
また、器物の高台と窯床が溶接しないように挟み込んでいます。