せんべ壷 せんべつぼ

marusankakusikaku
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鶴田 純久の章 お話

伊賀・信楽の古陶。
昔は茶葉を貯える壷であったらしいですが、今は花入に転用されています。
時代は種壷よりも新しく作風も進歩し、琥縮細工で口造りは丸く捻り返してあります。
素地はよく焼き締められ、釉薬が吹き出たものやおもしろく釉の掛かったものがあります。
せんべ壷は煎餅壷の転誂であるといい、また往々古銭を入れた壷を発掘するので銭瓶壷の字を当てる者もあります。
(『陶器講座』三)

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