斑唐津 沓形 茶碗 om059

◇作品名:斑唐津 沓形 茶碗
◇品番:om059
◇寸法:長径約11.2cm×長高約7.9cm重量約350g

作品名:斑唐津 沓形 茶碗 鶴田純久作
◇この茶碗は楽茶碗風に手練で成形された半筒の茶碗で、全面に白く良く溶けた感じの斑釉が施され、火回りのせいで正面には釉の流れと赤く窯変をおこし景色が絶妙な幽玄的です。
◇砂気の多い粗めの白い土で制作され土は肌色に焼け貝高台の跡が残っています。
◇口縁部分の凹凸や歪さも茶碗の柔らかさを表し全体の景色として醸し出しています。

斑唐津(まだらからつ)とは窯変(ようへん)とは土味(つちあじ)とは
◇斑唐津(まだらからつ)とは、唐津焼では起源が最も古く、藁などの硅酸分の多い植物(主に稲科)の灰を混ぜた半透明の白い上薬で、土や焚き物の灰などがかかり釉面の溶け具合が斑状になり変化しているところより名前の由来があり、本来は普通の上薬でどれとこだわらない焼き物を焼くつもりでしたが上薬を配合する上で土灰の作り方に違いがあり木灰か草灰かどちらを主成分にするかで透明になるか乳濁かの違いでした。
今日ではその乳濁釉の窯変具合が見所となっています。
◇窯変(ようへん)とは、作者が意識せず窯の中で炎や灰がかかり、上薬や土膚が別の雰囲気に変化した物をいいます。
上薬や土の性質、窯の炊き方や窯の場所等で多種多様の要素で変化が起こり、焼き物の特に陶器の創作上や鑑賞の上で重要な部分を占めています。
◇唐津の土味、良質の唐津の土で成形し焼成していますので、多少の凹凸や自然土の歪みがあります。土味は砂気の多いので高台周りや上薬の上からでもその味わいが分かります。
唐津焼は器物の底の部分高台周辺には上薬をかけませんので、土味がよく解ります。
土の動きによる縮緬皺や土が焼けた緋色などが見所となります。

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