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鶴田 純久の章 お話

珪酸塩類の資源と高熱処理とを主要内容とする工業的生産分野の総称で、一般に天然の土石を原料としてこれに高熱処理を行い、直接あるいは間接に機械的強度を生じさせ生活用品を生産するものであります。
窯業の内容は現在セメント類・ガラス・磁部・耐火材料その他をも含む広分野にわたりますが、これら諸工業は最近の発達にかかり、事実上は陶磁器あるいは粘土工業によって大部分の内容を占めてきています。
わが国において公に窯業の語が用いられたのは1887年(明治二〇)硫酸瓶製造会社が大阪窯業株式会社と改称したのを唱矢とするらしく、その命名者は植田豊橘であるといわれます。
1892年(同二五)窯工会は大日本窯業協会と改称し、1894年(同二七)東京工業学校(現東京工業大学)陶器破璃工科は窯業科と改称しました。

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