奥高麗

鶴田 純久
鶴田 純久

茶道筌蹄に「高麗人来たりて唐津にて焼し故高麗の方より奥といふ事なり」とあり、然れども奥は古きといふ意味なり。此種の陶器肥前唐津にて焼しか、或は朝鮮の或る地方にて造りしか、今之を確知するに由なしと雖も、兎に角一手古きを以て奥高麗とは呼ぶなるべし。『大正名器鑑』より

今日では唐津と認識されている奥高麗ですが、大正名器鑑では異なる分野に属しています。
帰来したばかりの朝鮮陶工が作ったものでどちらの産か判明しにくい為の名称なのか、あまりにも高麗に似ている唐津という意味なのか判断しがたいです。高麗の時代は唐津で焼かれ始めた時代とは異なる為「奥李朝」のはずです。

漠然とではありますが、唐津の中で高麗に似たものを奥高麗としょいます。

奥高麗 茶碗 銘「深山路」(みやまじ)

 

奥高麗
奥高麗

 

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水の浸透実験

土がどのように焼締まっているか(土の成分のガラス化)を目に見える実験をしてみました。10分程度の動画ですが、10分たっても水玉はなくなりませんでした。土の中に水は浸透せず、土自体がガラス化して焼締まっているということです

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