刀馬人 とうばじん

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鶴田 純久の章 お話

甕器に戦争の故事を描いたものをいいます。
単に帯刀・騎馬しているものも刀馬人に準じます。
中国明代成化・万暦窯の五彩で描いたもの、清代康煕窯の大盤に両陣の戦士百人以上を描いたもの、また青花に紫色を加えて一人一馬を描いたものなどがあります。
その筆端は奔放で凡庸の作品ではないようです。
西洋人が最もこの器を好みます。
最も古くは元末・明初の青花の壺があります。
細柳営・周阿父などの図柄が知られています。
(『匋雅』『飲流斎説1』)

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