兎の斑釉・鵜の糞釉 うのふぐすり

marusankakusikaku
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鶴田 純久の章 お話

瀬戸系の陶窯で主として陶器釉薬に用いる白色不透明のなだれ釉で、磁器に用いることはまれであります。
長石と土灰でできている土灰釉に籾殻灰を加えてつきます。
籾殻灰中の珪酸が失透作用をします。
朝鮮咸鏡北道会寧の釉薬、斑唐津の釉薬と同系統のもので、寛永(二(二四-44)頃から始まった。
失透原料が違うため前二者に比べると火度がやや高く、二者の柔らかい感じに対してこれはすっきりした感じがします。

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