窯道具 かまどうぐ

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鶴田 純久の章 お話

窯詰に要する匝鉢・エブターツクなどの耐火粘土製の器具。
製品の種目、素地の種類、窯の構造によって各種の形状の器具をあらかじめ準備して窯詰に便利なようにします。
窯道具の性質としては熱に耐えることが必要であると同時に、焼成に際して収縮がないこと、熱の急変に対して強力なことを必要条件とします。
すなわち窯道具が熱に耐えなければ、半熔の素地は湾曲しその形状を保ちえないようです。
収縮が多ければ、匝鉢としても棚としても焼成の際倒壊の危険があります。
また熱の急変に対して弱ければ、火入の際および焚上げ後の冷却に際して破損して内容品を損じます。

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