アーレンス商社 あーれんすしょうしゃ

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鶴田 純久の章 お話

明治初期東京にありましたドイツ系の商社。1875年(明治八)七宝の製造を企て、愛知県海東郡遠島村海部郡七宝町遠島)の塚本貝助およびその門人林八左衛門・桃井英升ら十余人を招き亀戸村(江東区)の仮工場に従業させた。当時ワグネルも同社の事業に協力し、その化学的研究により琺瑯質を改良し大いに七宝の面目を向上させた。1877年(同一〇)工場を涛川惣助に譲渡。(『東京「名工鑑』塩田力蔵)

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