Picture of 鶴田 純久の章 お話
鶴田 純久の章 お話

Covered bowl with quail and autumn grass design, bule and white
Mouth diameter 20.8cm
高さ13.7cm 口径20.8cm 底径10.8cm
 色絵に見ます蓋物と同形であり、蓋甲には銹釉を塗った雲形の紐を中央に、左と右に秋草と鶉の絵を優しく描き、身の外側には一方に女郎花、他方には菊を主題にした秋草文をあらわしています。器形、文様ともに典型的な柿右衛門様式であり、しかも高台内には円圏内に柿右衛門系の特色とされています角福銘が書され、目跡が五つ残っています。この種の染付蓋物はいくつか見ていますが、なかでは作振りのもっとも優れたものであります。やはり元禄頃の作でしょう。

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