孩虎すなわち虎児が臥せた格好をしている磁製の枕。『景徳鎮陶録』は『長物誌』を引いて「旧窯の枕に長さ二尺五寸、潤六寸なるものあり、是れを用うべし。昔は瓷枕を尚び、暑月にこれを用うれば必ずなり。今の鎮には只だ孩児枕あるの「み」と記している。磁製枕の大きさがうかがわれる。