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鶴田 純久の章 お話
須恵器 直口壺
須恵器 直口壺

Sue ware: jar with straight mouth. Excavated from Kinzaki Tumulus, Matsue-shi, Shimane. 6th century. Height 17.1cm.University of Kyoto.
島根県松江市西川津町金崎古墳出土
5世紀
高さ171cm 口径11.1cm 胴径15.3cm
京都大学考古学研究室
 直口壺の最も古いタイプの一つです。素地は灰白色の緻密な陶土を用い、精巧な轆轤仕上げをみせています。口頸部中央に二条の突帯があり、その下に櫛目波状文を施しています。焼成はややあまく、瓦器質に近いです。金崎古墳からは多数の須恵器が出ていますが、いずれも陶邑窯の製品と考えられ、少々生焼けでも運ばれたものでしょう。

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