Picture of 鶴田 純久の章 お話
鶴田 純久の章 お話

Ash glaze pottery: bowl Excavated at Hiraide Site, Shiojiri-shi, Nagano. 11th century. Diameter 12.1-12.8cm. Hiraide Archeological Museum.
長野県塩尻市宗賀平出遺跡出土
11世紀
高さ4.5cm 口径12.8cm 底径6.7cm
平出遺跡考古博物館
 素地は灰白色の緻密な良質の陶土が用いられています。口縁部の下に横ナデによる屈折がみられるのは灰釉陶最末期の手法です。高台の断面が縦長の長方形をなすのも、この時期の東濃系諸窯のうちにみられます。灰釉は漬け掛け法によっており、高温でよく熔けて白く発色しています。素地釉調からみて、岐阜県恵那市永田窯の作品でしょう。

前に戻る
Facebook
Twitter
Email