松山焼 しょうざんやき

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鶴田 純久の章 お話

讃岐国(香川県)の陶器。
宝暦・文政(175111830)の間に大川郡志度(志度町)の陶工赤松松山のつくったものです。
釉法を平賀源内に学んで交趾風の陶器をつくり、大阪・長崎方面に発売して大いに声価を博したといいます。
また今の坂出市白峰山付近のやきものに松山焼と称するものがあります。
窯並びに陶工は明らかではありませんが、「嘉永六契丑冬月白峰山下以上作之松山生」という銘がありますので、赤松松山とは別人であることがわかります。
別に綾松山・磐山の印があるものもあります。
京都の陶工奥村安太郎の作もまた松山焼と呼ばれます。
(『讃岐陶磁器史稿』)※あかまつみつのぶ※おくむらしょうざん

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