探湯に用いる瓦器で、湯を沸かす道具。允恭天皇の四年、天皇は氏姓の混乱を正すために、諸臣を集め神に誓って探湯瓮を大和味橿丘の辞禍戸碍に据えて湯を沸かし、手をその中につけさせて真偽を正しました。偽った者は手がただちにただれ、実の者は何事もなかりました。という神意裁判の一種で、古代の諸民族にみられるものです。(『日本書紀』)