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鶴田 純久の章 お話
須恵器 大甕
須恵器 大甕

Sue ware: large jar. Excavated in Miyagi. 8th century. Height 76.0cm. Tohoku University.
宮城県出土
8世紀
高さ76.0cm 口径51.0cm 胴径73.0cm
東北大学考古学研究室
 珍しく完好な姿を留めた大甕です。肩の張った丸底の胴で、器面は条線状叩具によって調整されています。口頸部は大きく外反し、下端に描きの複線鋸歯文があります。通常この時期の大甕には櫛目波状文が施されますが、これも東北地方の地域色を示すものといえましょうか。焼き上がりはよく、茶褐色の器肌に黄白色の自然釉がかかっています。

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