解説 大正名器鑑 Taisyoumeikikan 解説 思ひ立ちてより十年、着手してより五年の星霜を閲して今や大正名器鑑第一編を刊行せんとするに當り、本鑑編成中余に深厚の同情と多大の便宜とを與へられたる社會各方面の諸君子に封して滿腔謝恩の誠意を表するは余の... 2024.12.24 解説
解説 玉水焼・大樋焼 Tamamizu Ouhi 解説 玉水燒 玉水焼は、一人の庶子弥兵衛 (後の一元)が、その母の在所であった山城国玉水村に興した内窯楽焼の窯で、現在の京都府綴喜郡井手町字玉水に当たります。 一人の妾にこの玉水村八人衆の一家伊縫家の出の人... 2024.02.18 解説
解説 楽 Raku 解説 桃山時代、天正年間に京都で始まった長次郎の楽茶碗は、それまでの日本の陶芸には見られなかった作風のものでした。手捏ねによって成形された茶碗であったこと、さらに千利休による侘び茶の完成期に、利休のいう草の... 2024.02.11 解説
解説 京焼 Kyouyaki 解説 江戸時代にはいりますと、京都は日本でも有数の窯業地として盛大に窯煙をあげるようになりますが、室町時代末期までは名あるやきものはほとんど焼かれていませんでした。しかしまったくかかわりのなかった土地柄とい... 2024.02.07 解説
解説 信楽・備前・丹波 Shigaraki Bizen Tanba 解説 信楽・備前・丹波 燃えるような赤い器肌に白く長石の吹き出た信楽の壺 灰白色の締まった器面に鮮緑釉の流れ落ちる丹波の壺や甕、さらに赤黒い器面に朽葉色の自然釉のかかった備前の壺の数々。これらはいずれも西日... 2024.01.12 解説
解説 越前・珠洲 echizen suzu 解説 越前と珠洲、この二つは北陸地方の中世陶器を代表する著名なやきものです。越前は周知のように、福井県南部、越前市から丹生郡の山地において焼かれた無釉の焼締陶です。あたかも常滑のそれを思わせる褐色の器肌に、... 2023.12.23 解説
解説 常滑・渥美・猿投 Tokoname Atsumi Sanage解説 中世における代表的なやきものといえば、誰しもまず第一に挙げるのは、黄緑色や黒褐色の釉薬をかけ、さまざまな文様で飾られた古瀬戸の壺や瓶子でしょう。しかし、その一方でわれわれはまた、茶褐色の荒々しい器肌に... 2023.12.07 解説
解説 瀬戸・美濃 Seto Mino 解説 瀬戸 美濃 美濃とともに中世における唯一の施釉陶器であった古瀬戸は、周知のように名古屋市の東北東約20km、瀬戸市街地をとりまく標高100~200mの低丘陵地帯において焼かれました。狭義の瀬戸窯は尾張... 2023.11.23 解説
解説 三彩・緑釉・灰釉 解説 古代後期、すなわち奈良 平安時代に用いられた各種のやきもののうち、もっとも特色のあるやきものの一つは三彩・緑釉などの鉛釉を施した彩釉陶器であり、いま一つは高火度焼成の灰釉陶器です。これらの二種のやきも... 2023.10.28 解説
解説 乾山 Kenzan 解説 乾山乾山焼の図版編成にあたって、乾山に大きな影響を与えたと考えられる空中斎本阿弥光甫の作陶があり、その作品は仁清・乾山ほど大きな存在ではありませんが、京焼における一つの個性的な作風を示したものとして、... 2023.10.19 解説