作品名:黒唐津 臼形 矢筈口 水指 鶴田純久作
◇寸法 長径:約18.2センチ × 高さ:約18.2センチ 重さ:約1260グラム
◇この水指は昔の臼の形をし、口造りは矢筈口、古唐津特有の技法で、底板の上に紐を積み上げ内コテと外板とで叩き締めて制作した叩き技法で作られてます。
◇釉薬も又古唐津の時代よりよく使われていた土灰釉を総掛けされ俗に言う黒唐津と称します。その上薬の濃淡が景色となっています。
◇そこの畳付には貝高台の跡が残り見所の一つとなっています。
作品名:黒唐津 臼形 矢筈口 水指 鶴田純久作
品番:pg022
黒唐津(くろからつ)とは叩き技法(たたきぎほう)とは
◇黒唐津(くろからつ)とは、他の分類に属さない暗くて黒っぽい釉膚の唐津をこう呼んでいます。
木灰と鉄の含有量が多い岩石とを混ぜ合わせた釉薬をかけ焼成したもので、鉄分の含有量の量や、原料の成分により、黒、飴、柿色などに変化します。
装飾的には拘らない甕や壺などの民具に多く使われているようです。単色の上薬ですが窯変などの変化したものが良しとされています。
木灰と鉄の含有量が多い岩石とを混ぜ合わせた釉薬をかけ焼成したもので、鉄分の含有量の量や、原料の成分により、黒、飴、柿色などに変化します。
装飾的には拘らない甕や壺などの民具に多く使われているようです。単色の上薬ですが窯変などの変化したものが良しとされています。
◇叩き(たたき)とは古唐津特有の技法で、轆轤の天板上にまるい盤状の土板をのせて底板とし、この上に粘土の紐を輪にして、いくつもいくつも積み上げてゆきます。適当な高さに達したら、この円筒状の器壁を内コテと外板とで叩き締めて制作したものです。
すなわち内側に丸太を輪切りにした当て木をあてがい、その外面をラケット状の叩き板で叩き伸ばしてゆきます。轆轤を少しずつ回しながら、上下左右満遍なくリズムよく叩くのです。
すなわち内側に丸太を輪切りにした当て木をあてがい、その外面をラケット状の叩き板で叩き伸ばしてゆきます。轆轤を少しずつ回しながら、上下左右満遍なくリズムよく叩くのです。