作品名:朝鮮唐津 耳付 矢筈口 水指 鶴田純久作
◇寸法 長径:約19.1センチ × 高さ:約18.2センチ 重さ:約1400グラム
◇この水指は矢筈口水指で双方の肩には耳をつけ、底には三方の足を付けています。
黒と白の掛け分けで白の藁白釉の流れ具合が絶妙です。
◇上薬は上七分目まで白も斑釉下部の飴釉と掛け分けられ合わさった釉薬の部分が流れ絶妙な景色を醸し出しています。
◇そこの畳付には貝高台の跡が四方に残り見所の一つといえます。
作品名:朝鮮唐津 耳付 矢筈口 水指 鶴田純久作
品番:pt132
朝鮮唐津(ちょうせんからつ)とは叩き技法(たたきぎほう)とは
◇朝鮮唐津(ちょうせんからつ)とは、唐津焼の中での黒(飴釉)と白(斑釉)の上薬の掛け分けて焼成されたものをいい、本来は白黒のコントラストをデザイン的に意識したものですが、今日では合わさった所の絶妙な溶け具合・混ざり具合・流れ具合がもてはやされ主流となり見所となりました。
高温で焼くため窯変ものが多く多彩な表情がうかがえます。
本来、朝鮮唐津とは叩き造りで何の変哲も無い飴釉を掛けて焼いた物、朝鮮のような唐津物といっていましたがいつの間にか白黒の流れの良い物を呼ぶようになったようです。
高温で焼くため窯変ものが多く多彩な表情がうかがえます。
本来、朝鮮唐津とは叩き造りで何の変哲も無い飴釉を掛けて焼いた物、朝鮮のような唐津物といっていましたがいつの間にか白黒の流れの良い物を呼ぶようになったようです。
◇叩き(たたき)とは古唐津特有の技法で、轆轤の天板上にまるい盤状の土板をのせて底板とし、この上に粘土の紐を輪にして、いくつもいくつも積み上げてゆきます。適当な高さに達したら、この円筒状の器壁を内コテと外板とで叩き締めて制作したものです。
すなわち内側に丸太を輪切りにした当て木をあてがい、その外面をラケット状の叩き板で叩き伸ばしてゆきます。轆轤を少しずつ回しながら、上下左右満遍なくリズムよく叩くのです。
すなわち内側に丸太を輪切りにした当て木をあてがい、その外面をラケット状の叩き板で叩き伸ばしてゆきます。轆轤を少しずつ回しながら、上下左右満遍なくリズムよく叩くのです。