皮鯨(かわくじら)とは昔、唐津の地方でよく食していた鯨の身と黒くなった皮の部分が皮鯨といい、器の口の部分に黒く塗ったのが似ているため、そこから出た呼び名です。本来の意は、茶碗や食器の口の部分を丈夫にするため鉄釉を巻いて焼成した物と思われます。ぐい呑や茶碗・鉢・皿類が多いようです。鯨手 くじらで古唐津の茶碗や盃の口縁に錆絵の具を掛けたものをいいます。その色が食用にする鯨の皮身に似ているからで、皮鯨ともいいまた鯨口ともいわれます。鯨の黒い表皮およびその下の白い脂肪層のこと。炒めたり煮たりして賞味。
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