吹掛絵付 ふきかけえつけ

marusankakusikaku
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鶴田 純久の章 お話

空圧によって所要顔料の粉末の泥漿を吹き、細霧状にして絵付しようとする陶磁器の部分に付着させ、その濃淡度を自山に調節し絵付する手法。
したがって文様を切り抜いた型紙か蒔い錫箔などを器物の絵付しようとする部分に貼付して細霧を吹き掛け、あとでそのや紙などを除去すれば任意の文様を得ることができます。
異なった型を二重、三重に貼布し、顔料を吹き掛けては順次取り除いてゆけば、文様の遠近感を容易に出すことができます。
この方法はできあがりも見事で、わが閥在来の陶磁器絵付法を革新したものということができます。
圧搾空気を使用して最も便利に顔料粉末の泥漿を噴霧する方法かおり、エイログラフは最も普通に使用される霧吹器で、圧搾空気を貯わえておく装置は簡単な円筒形の密付器であります。
エイログラフの噴出孔には大小種々あるようで、構造や用途が異なり、巧みに取り換えて用いれば一用変化にとんだ文様をつくり出し得ます。
またエイログラフによって仏}釉泥漿を陶磁器の衣面に付着させつつ器物を徐々に回転させて濃淡の度を自在に施釉することかおり、すこぶる便利な方法であります。
※ふりかけえつけ

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