掻落手 かきおとしで

Picture of 鶴田 純久の章 お話
鶴田 純久の章 お話

文様を筆で描かずに、まず素地一面に絵の具または釉あるいは化粧土を塗り、その後文様またはその同地を掻き落として焼き上げたものをいいます。
簡素で雄健で愛すべきものがあります。
中国の磁州窯の掻落手は、まず地土に白化粧を施しその上に鉄彩を塗抹し、その後刀で文様あるいは間地を削り取り、上に透明な釉を掛けて焼成するもので、釉下に白地の黒模様あるいは黒地の白模様をあらわします。

前に戻る
Facebook
Twitter
Email