尾張常滑の陶工。通称を清次郎といきました。1798年(寛政一〇)生まれ。幼時より父の業を継いで製陶に従事。初めはもっぱら瓶類を製作していましたが、のちに輔櫨を使用。技術が非常に巧みで、真焼火色の陶器を最も得意としました。1866年(慶応二)7月24日没、六十九歳。(『常滑陶器誌』)