窯下窯 かましたがま

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鶴田 純久の章 お話

・岐阜県可児郡可児町久々利大萱の前山にあった古窯。
最もすぐれた黄瀬戸を出し、有名なあやめ手のドラ鉢や宝珠香合などの黄瀬戸の名器は、すべてここでつくられたといってよいです。
文禄二年(1593)銘の黄瀬戸の破片が出土して志野や黄瀬戸の年代を決定する貴重な資料となったことは有名ですが、戦災で惜しくも消失しました。
ほかに志野・瀬戸黒・あやめ黒・柿釉などの種類も焼いています。
加藤唐九郎著『黄瀬戸』に発掘の報告があります。
(『陶器全集』志野)

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