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鶴田 純久の章 お話
蹴轆轤
蹴轆轤

朝鮮語で轆轤のこと、また輪台(リュンテ)ともいう。轆轤は分院の産が有名である。材は欅を良好とし、心棒のみ檀木と称する斧折樺を使用する。
なお心棒と台との摩擦を滑らかにするために接触部分に磁器を付けておく。小形のものを挽く轆轤は土間の平面にそのまま装置し、甕類のような大形のものを挽く轆轤は、土中に穴を掘り轆轤の上面が地平面にほとんど一致するよう低く取り付けられる。穴内に設備した轆轤場では側方地上に板を置きこれに腰を下ろす。高く設けた場合にはその両側に幅の狭い丈の比較的高い腰掛をつくる。
(『朝鮮陶磁名考』)

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