Picture of 鶴田 純久の章 お話
鶴田 純久の章 お話

パキスタン中部の小市。日常用の彩文土器をはじめ低火度の陶器を多く産する。蹴轆轤を用いて成形ベンガラ状のもので文様をつける。窯は特別になく、露天で野積みして焼くか、コの字形に煉瓦で囲いをつくった中に積み上げて焼く。かつては直径1メートル程の石の円板を回転台として用いて成形された。地上に約三、四〇センチの棒を立てこれを軸として回転させつつ成形する。この成形法は今日もインドの一部で行なわれる。

前に戻る
Facebook
Twitter
Email