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鶴田 純久の章 お話
須恵器 提瓶
須恵器 提瓶

Sue ware: hanging jar. Excavated from Takakura No. 1 Tumulus, Nagoya-shi, Aichi, 7th century. Height 25.1cm.
名古屋市熱田区高蔵1号墳出土
7世紀
高さ25.1cm 口径12.6cm 胴径21.5cm
名古屋大学考古学研究室
 胴径に対して口頸部の著しく太い大形の提瓶です。胴のふくらみも通常の提瓶にくらべて大きく、葬送用に特別につくられたものでしょう。口縁部は二段づくりで東海地方の特色を示しており、地方色の出始めた初期の作です。焼成はきわめてよく、灰白の地に鮮緑色の自然釉が全面に流下し、見ごたえのある作品です。

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