Picture of 鶴田 純久の章 お話
鶴田 純久の章 お話
須恵器 提瓶
須恵器 提瓶

Sue ware: hanging jar. Excavated from Futamata No. 3 Tumulus, Kami Ishizu-mura, Gifu. 7th century. Height 16.2cm.
岐阜県養老郡上石津村二又3号墳出土
6世紀
高さ16.2cm 口径6.2cm 胴径7.8×13.3cm
名古屋大学考古学研究室
 胴径に対して扁平度のやや強い小ぶりの提瓶で、立ち上がりのつよい環状耳がついています。口頸部は細く、上半の大きく開く古式の提瓶の名残りを留めており、口縁帯の中央に稜があります。6世紀末ごろの作とすべきでしょう。焼き上がりはよく、器面は灰黒色を呈し、口頭から肩の一部に流れた自然釉が剥離して、灰白色の生地をみせています。

前に戻る
Facebook
Twitter
Email