十六世紀 帆柱窯高12.0 径16.0砂気の多い白土。 算碗玉形の壺で、昔は台所用品として使われていたものです。高台は比較的小さく、ざんぐりした縮緬皺が出て、焼色は狐色となっています。胴に三か所、素朴な草花文が鉄砂で描かれて、長石釉がかかり、腰の部分に釉がけの指跡が三かかいらぎ所残って、高台ぎわの梅華皮と共に景色をつくっています。内側には薄く藁灰釉がかかっています。
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