Picture of 鶴田 純久の章 お話
鶴田 純久の章 お話
備前唐津 舟徳利
備前唐津 舟徳利

高さ21.8cm 口径6.8cm 底径16.3cm
 備前焼や丹波焼の舟徳利を倣ったものと思われ、裾は大きく平らに撫形の胴もたっぷりとしています。 鉄釉が赤く発色して味わい深い釉膚になっています。 やはり叩き作りで、 松浦系の田代窯で焼かれたものと推測されます。

叩き黒唐津船徳利

十七世紀初期 田代窯
高22.0 径18.5
鉄分の多い粘り気の強い土で、叩きづくりです。高台を含めた全体に厚く鉄釉系の柿釉がかかり、窯の燃料の松灰が降りかかって黒く発色し、景色に変化をそえています。べた底高台に三か所砂目が残っています。田代窯は佐賀県伊万里市大川町大字東田代小字甕屋にあり、文禄から慶長初期の十六世紀末期に福本弥作、大島彦右衛門、中里又七の三名が開窯した窯です。

前に戻る
Facebook
Twitter
Email