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鶴田 純久の章 お話
灰釉 長頸瓶
灰釉 長頸瓶

Ash glaze pottery: tall-neck jar. Excavated from Sanage Ceramic Kiln, Aichi. 10th century. Height 29.5cm.Musashino Art College.
愛知県猿投窯出土
10世紀
高さ29.5cm 口径13.5cm 胴径20.8cm 底径12.1cm
武蔵野美術大学
 猿投窯では10世紀代に入ると東部の黒笹地区の灰釉陶窯が優勢となります。それは耐火度の高い白色良質の土が豊富に得られたためです。本器はおそらく黒笹地区の作品と考えられます。大きく開いた口縁部やなで肩の丸い胴、退化した高台の形状からみて、10世紀前半代に降るものと考えられます。灰釉長頸瓶の優品の一つです。

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