日本六古窯 にほんろくこよう

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鶴田 純久の章 お話

備前-岡山県備前市、丹波-兵庫県篠山市、信楽-滋賀県甲賀市信楽町、常滑-愛知県常滑市、瀬戸-愛知県瀬戸市、越前-福井県丹生郡越前町および宮崎村。
この六ヵ所に中世期から今日まで引き継がれているやきものの窯場を称するものであります。
奈良・平安時代の須恵器は大陸文化そのままのものでありましたが、これに続いて中世期から発生したわが国六古窯のやきものは、純粋に日本的な性格のもので国焼とも呼ばれ、それぞれの窯場の地名で呼ばれているものであります。
これら中世期に焼かれた六古窯のやきものは、特に古備前・古丹波・古信楽・古常滑・古瀬戸・古越前とそれぞれ呼ばれています。
なおこの六古窯説なるものは、第二次世界大戦後、越前古窯址群発見頃に唱えられたもので、その後渥美古窯址群などが発見されて、今日では通用しないようです。

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