彩色のある百匹の蝸幅を描いた壺。ことにその絵の生動するものが喜ばれます。中国明代の万暦窯においてつくられ、清の康煕(1662-1722)・乾隆(1736-95)年間にもあります。幅は福に通じ、中国では蝸娼は吉祥文としてしばしば用いられました。(尾崎洵盛)