名物手青磁 めいぷつでせいじ

marusankakusikaku
Picture of 鶴田 純久の章 お話
鶴田 純久の章 お話

『銘器秘録』によれば「色不同あるようで、形は竹の節の如くにて高尚ならず、肩足口ともに尋常なり、叉腰半は一筋の浮きたる筋あるようで、桶手の如く見ゆる、然れども下作なり、此の類に青柳と名づくるあり」といいます。
『青甕説』は上の文を引いて「按ずるに下作物を名物手と云ふ事不当なり、但し名物の千烏の香炉の形に似たれば如此云ふ衆、袖香炉にして大概は七官の手なり、此の内に天竜寺手も雑りてあるべし、此の道に精しき者宜選択玩味」といいます。

前に戻る
Facebook
Twitter
Email